健康長寿と縁結びを願うなら筑土八幡神社で

新宿「筑土八幡神社」
東京都新宿区筑土八幡長2-1
  私と友は新宿の筑土八幡神社にご挨拶にあがりました。

ここの石造の鳥居は新宿で最古と言われており新宿区登録有形文化財にもなっております。(手前の奉と書かれた左右の石柱の奥)

ここを登り本殿に行くと迎えてくれるのは左右に鎮座する江戸狛犬。右側が阿形獅子、左側が吽形獅子、どちらも見事なほどの獅子です。

ここの神社のご利益は、「縁結び」「健康長寿」「商売繁盛」「家内安全」
御朱印もお忘れなく頂戴してください。

筑土八幡神社の由緒
嵯峨天皇の御代に武蔵国豊嶋郡牛込の里に、たいへん熱心に八幡神を信仰する翁がおりました。ある時、翁の夢の中に神霊が現われこう言われます。
「われ、汝が信心に感じ跡をたれん」

翁は不思議に思って、目をさますと、すぐに身を清めて拝もうと井戸のそばに行ったところ、かたわらの一本の松の樹の上に、細長い旗のような美しい雲がたなびいて、雲の中から白鳩が現われて松の梢にとまりました。

翁はこのことを里人に語り神霊の現われ給うことを知りすぐに注連縄をゆいまわして、その松を祀ったのです。その後、伝教大師がこの地を訪れた時この由を聞いて、神像を彫刻して祠に祀りました。

その時に、筑紫の宇佐の宮土をもとめて礎としたので、筑土八幡神社と名づけます。さらにその後、文明年間(1469-1487)に江戸の開拓にあたった上杉朝興が社壇を修飾して、この地の産土神とし、また江戸鎮護の神と仰いだのです。(東京都神社名鑑より)

筑土八幡神社のお祭り
数年前に復活しました白木大神輿の渡御が行われます。令和5年度の日程は以下の通りです。
9月8日(金)奉納輪踊 18:30~20:30
9月9日(土)大神輿渡御 9:30~17:00
9月15日(金)大祭式典 11:30~

祭神:応神天皇(おうじんてんのう)・神功皇后(じんぐうこうごう)・仲哀天皇(しゅうあいてんのう)

江戸時代には「筑土八幡宮」といい、応神天皇、神功皇后、仲哀天皇を祭神としてまつった神社です。平安時代初期、老翁が八幡宮のお告げを受けて玉垣をめぐらし、八幡宮としてあがめたと伝えられています。
のち慈覚大師が阿弥陀如来を本地仏とし、江戸城主上杉朝興が社殿をつくり、この地の鎮守としました。

筑土の名は、筑紫宇佐の八幡宮の土を取り寄せて基礎をつくったことに由来する、とも言います。「区内最古の鳥居」や珍しい「二猿の庚申塔」のほか、境内には『田村虎蔵の顕彰碑』が建てられ、神社の西側にはその旧居跡があります。田村虎蔵は、現在でも愛唱されている「金太郎」「浦島太郎」「一寸法師」などを作曲し、小学唱歌の作曲や音楽教育に専念した作曲家です。(新宿観光振興協会より)

筑土八幡神社の御朱印
境内右手の社務所でお願いできます。(筑土八幡神社のみ)

筑土八幡神社の花見
最古の鳥居の近辺がもっとも綺麗な花見を楽しむことができますよ。

筑土八幡神社の庚申塔(こうしんとう)
境内にはとっても珍しいと言われる庚申塔が手水舎の隣に立っています。では、この庚申について、「かのえさる」または「こうしん」と言い、一般にいう十二支(子、丑、寅、卯・・・)になります。

そして、十干(じっかん)は甲、乙、丙、丁・・・)とつづいていきます。この十二支と十干を組み合わせていくと1番目「甲子」2番目「乙丑」3番目「丙寅」4番目「丁卯」・・・60番目「庚申」となります。

この60日に一度めぐってくる庚申の日は人間の体には不老長寿を阻む「三尸虫(さんしちゅう)頭に青姑(せいこ)、腹に白姑(はくこ)、足の中に血尸(けつし)」という虫が天に昇り、帝釈天様に人間の悪事を告発して寿命を縮めようとするとされていました。

ですので、「庚申の夜は眠らずに過ごそう」という守庚申(しゅこうしん)という風習がありこの日には一晩中、寝むらないで健康長寿を願う「庚申待(こうしんまち)」に由来する石碑になります。

しかし、一般的な庚申塔は、青面金剛(しょうめんこんごう)と呼ばれる仏様や三匹の猿を刻んだものが多いのですが、筑土八幡神社の庚申塔は、太陽と月、桃の木と実、雄雌二匹の猿を刻んであります。これは大変珍しいものになります。


つづいて、
きもの英(はなぶさ)
洗える着物ってあるんですね

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