万年筆の世界を知るならペンブティック書斎館 

ペン・ブティック「書斎館」
港区南青山5-13-11 パンセビル1階
  今度はペン・ブティック書斎館を訪ねます。

ここは国産をはじめ世界中のペンが新品からアンティークや多彩なデザインのものが
3000点以上も取り揃えられ、価格も数万円から数百万円のものまであるようです。
もちろん、マニアが憧れる逸品も揃えております。

260万円の万年筆はどれだ?
ここで店員の柏倉さんが二人の目の前に5本の万年筆並べこう言います。
「この5本の万年筆の中に1本260万円のものがあります。
さて、どれだと思いますか?」

〇 1本目はスイス製 
カランダッシュの限定コレクション「1010リミテッドエディション」
黒いボディーの全体に大小の歯車がリアルに手で彫刻され、
中央部の歯車には赤く丁寧に塗装されています。
ボディーの先端部分にはルビーが輝いています。

〇 2本目はイタリア製 
ビスコンティ「フローレンス」
天然のレジンと植物成分を混ぜて作ったヴィスコンティ独自のボディを持ち、
ゴッホの作品を思わせるファンタスティックな色使いが最大の特徴になっています。

〇 3本目は日本製 
パイロット創立90年 世界限定900本「朱鷺」
漆黒に映える螺鈿とシルバーの輝きが非常に美しい万年筆です。
キャップのバンドはスターリングシルバーに
漆の研ぎ出し仕上げで水面を舞う朱鷺を表現しています。

〇 4本目はイタリア製 
ビスコンティ「アルケミィ」
赤色レジン素材のボディの両端には異なるタイプ(太さ)のペン先が装着され、
インク吸入システムは極めて独創的なもので、
それぞれのペン軸に開けられた吸入口より、付属の専用スポイトを使っています。

専用ディスプレイ台は、人の一生を表すという2頭のドラゴンが形作る輪の内側に、
磁石でペンを固定されます。
円錐形のガラスインクポットが2頭のドラゴンをしっかり支え、
ペンの華麗さを際立たせます。
金と銀の丁寧な装飾が施された、ビスコンティが満を持しておくる至極の逸品です。

〇 5本目はフランス製
デュポンの「グラフィックジュエリー」
ゴールド・シルバー・純正漆の素材を採用し胴軸は、
すべて金属製で貴金属工芸の手法により塊から芯をくり貫いて作り上げています。
 金属に漆を塗る技術もS.T.デュポン独自のもの。
植物性本漆だけを使用し使うほどに味わいの出る輝き透明感を生み出しています。

職人技の美術工芸品
私は迷いながらもフランス製のデュポンの「グラフィックジュエリー」を選びました。
そして、友は迷うことなくイタリア製のビスコンティのアルケミィを選びました。

そして店員の柏倉さんが手にしたのはスイス製 カランダッシュ「1010リミテッドエディション」でした。この製品は職人技のハンドメイドで美術工芸品とのこと。

万年筆の書き方
ここで私が手渡された万年筆で試し書きをします。
その時です。

柏倉さんがこう言います。
「結構、立てて書かれますね。万年筆はボールペンと違って、筆記の角度が重要になってくるんです。あなたの場合は角度が高すぎます。」

「万年筆はペン先から4~5cmの部分を軽く持ち、45度ぐらいに寝かせて書くのが上手な使い方で、インクがペン先からスムーズに流れてくる角度にもなります。また、万年筆には使う人との相性があり、試し書きで書き方の癖をもチェックしています。」

「あなたはペン先近くを持っております。そのような方は筆圧の強い方が多くおりますが、万年筆は筆圧を全く必要としていません。できるだけ筆圧かけない、この方がスムーズにインクが出てきます。」

「後は若干、万年筆をひねって持っている傾向があるので、 もっと紙に水平に当たりやすい細字の方が合っているかなと思います。石橋さんに合う万年筆は、ドイツ・ペリカンのスーベレーンM800(細字)がよろしいでしょうね」

手書きが大事
この事を側で見ていた友がこんな事を言います。
「手書きっていうのは、やっぱりすごく大事なことで心を伝えたいときには絶対、私は手紙だと思いますよ。電子メールでは心は伝わりません。私はそう思います」

つづいて、
新宿「筑土八幡神社」
新宿で一番古い鳥居にご利益ありか

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